
「私はブルベらしいんですけど、似合う色がよく分からないんです」——サロンに来てくださる方の中でも、特に多い相談です。SNSや無料診断で「ブルベ」と聞いて、その後どう選んでいいか分からないというケースが、本当に増えました。
ブルベも大きな枠組みで、実はブルベ夏とブルベ冬に分かれます。同じブルベでも、夏寄りの方と冬寄りの方では、似合う色の方向性がまったく違うんですね。今日はそこから整理していきましょう。
私のサロンでも、ブルベ夏と冬を取り違えていらっしゃる方が多いです。同じ「青み肌」でも、ソフトで淡い色が合う方と、ハッキリしたクリアな色が合う方では、コーデが正反対になります。今日はそこを整えていきますね。
ブルベを支える、3つの特徴
まず、ブルベって何を見て判定するのか。基準があいまいだと、毎回の診断結果がブレてしまいます。私のサロンでは、3つの軸をそろえてからお話を進めていきます。

1つ目は「肌の地色が青み寄り」であること。手首の血管が青や紫に見える方は、ブルベ寄りの可能性が高いです。2つ目は「シルバーが肌に馴染む」こと。ゴールドよりシルバーのアクセサリーで顔が立体的に見える方は、強いブルベサインです。
3つ目は「黒〜アッシュ系の瞳と髪」。茶よりも黒、暖かみよりもクールな質感の髪と瞳が似合う方は、ブルベ判定が安定します。4シーズンの本来の枠組みでは、この3つを合わせて判定するんですね。1つだけで決めると、後で必ずズレてきますよ。
ブルベ夏と、ブルベ冬の似合う色
ここからが本題です。「ブルベ」と一括りに言っても、夏と冬ではソフトさとクリアさがまったく違うから、選ぶ色のトーンが変わっていきます。同じ「ピンク」でも、夏はくすみローズ、冬はクリアマゼンタ、というイメージです。

ブルベ夏の方には、ラベンダー・ローズ・ベビーブルー・グレージュのような、柔らかくくすんだ色がよく似合います。顔の中の「優しさ」を引き出すトーンで、生地もシフォンやコットンのようにマットな質感が映えやすいです。
ブルベ冬の方には、ロイヤルブルー・マゼンタ・純白・ジェットブラックのような、ハッキリした色が似合います。生地もシルクや光沢のあるサテンのほうが整って見えるんですね。同じ青系でも、夏はくすみのあるベビーブルー、冬はクリアなロイヤルブルー。「ソフト」と「クリア」のどちらに重心がある色か、ここを意識すると選びやすくなります。
ブルベが避けたい、3つの落とし穴
ブルベの方が「なんとなくしっくりこない」と感じられるとき、現場で見ていると、よく似た3つのパターンに当てはまります。先にお伝えしておきますね。

1つ目は「オレンジ系の一点投入」。顔まわりに強いオレンジを持ってくると、肌がくすんで黄くすみして見えがちです。2つ目は「ベージュで顔が沈む」。暖色のベージュは万能と思われがちですが、ブルベの方には重く見えることがあります。近くに寢色のスカーフを足してあげると、ぐっと整います。
3つ目は「金属がゴールド統一」。アクセサリーがゴールド一色だと、ブルベの方の青みと喧嘩することがあります。シルバーやプラチナに切り替えるだけで、コーデの温度感が一気に整いますよ。アクセサリーは小さくても、全体の印象を司令塔のように動かすパーツです。
ブルベが映える、コーデの3ステップ
「色は分かったけれど、コーデにどう落とすか」というご質問も多いので、現場でお伝えしている順番を3つにまとめます。

1つ目、土台はネイビーかグレー。靴・バッグ・ボトムスのうちどれかを、寢色のニュートラルにすると全体がまとまります。2つ目、顔まわりに寢色のアクセント。トップス本体が地味でも、スカーフやインナーで顔まわりに寢色を置くと、顔色が立ち上がります。
3つ目、金属はシルバーかプラチナで揃える。アクセサリーの色は、実は「全体の温度感」を決める司令塔です。ここをブルベ寄りで統一するだけで、コーデが一段安定します。小さなパーツの温度感こそ、現場では効果がいちばん早く出るポイントですね。
もう一歩、深く似合いを知りたい方へ
記事だけでは伝えきれない、ブルベ夏と冬の境界、骨格や顔タイプとの組み合わせは、対面で見るとはっきりします。私のサロンでは、4シーズン・骨格3タイプ・顔タイプを組み合わせて、あなたの「似合いの言葉」を一緒に育てていきます。
「夏か冬か、いつもあいまいで決めかねている」「コーデの軸を整理したい」——そんなときは、一度ご相談からお越しくださいね。
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