
「自分で顔タイプ診断をやってみたら、毎回違うタイプが出るんです」——サロンに来られる方の悩みの中で、ここ数年で一気に増えている相談です。スマホで自撛りをして、簡易診断アプリで判定して、3回やったら3回違うタイプ。「いったい私はどれなの?」と混乱されている方が、本当に多くなりました。
正直なところ、顔タイプはスマホのカメラと相性が悪いです。カメラの設定ひとつで、輪郭もパーツも変わって見えてしまうからです。今日はそのズレを最小限にする、撮り方と見方のコツをお話ししますね。
顔タイプ診断は、もともと「動きと表情を含めて見る」のが本来です。だから写真1枚での判定は、現場のプロでも難しいんですね。今日はそれを踏まえて、自宅でできるベストの撮り方をお伝えします。
カメラで顔タイプがズレる、3つの理由
まず「なぜカメラでズレるのか」から整理していきましょう。原因が分かると、対策も自然に決まっていきます。私が現場で見ていて、ほとんどがこの3つに集約されています。

1つ目は広角レンズの歪みです。スマホの内カメラは多くが広角で、近距離で撮ると顔の中心が前に出て見えます。輪郭が丸く広く写るので、本来は直線的なタイプの方も、曲線寄りに判定されやすくなります。
2つ目はフラッシュで陰影が消えてしまうこと。顔タイプは立体感と輪郭の組み合わせで見るので、影が消えると判定が崩れます。3つ目は自動補正です。スマホは目を大きく、肌をきれいに、輪郭をすっきり、と自動で調整してくれるので、判定指標そのものが変わってしまうんですね。
顔タイプを撮るときの、4つの整え方
では、どう撮ればいいのか。完璧を求める必要はありません。私のサロンでお伝えしている、最小限の4つだけ整えれば、精度は劇的に変わります。

1つ目、50mm相当の標準レンズで撮ること。スマホには標準距離(2倍ズームくらい)があるので、それを使ってください。腕の長さで近距離撮影をすると、必ず歪みが出ます。2つ目、斜め前からの自然光。フラッシュも逆光も避け、窓の光が斜め前から差す場所がベストです。
3つ目、前髪と耳を出してください。顔の輪郭ラインと髪の生え際が見えないと、判定の半分は失われてしまいます。4つ目、加工を完全オフ。美肌モード、輪郭補正、目の拡大、すべて切ってください。素のままの自分を映すことが、顔タイプ診断のスタート地点です。
顔タイプ写真診断の、セルフチェック5項目
撮影が整ったら、見方です。私が現場でお客さまにお渡ししている、見るべき指標を5つにまとめます。これを順番に見ていくと、自分の中で輪郭が立体的に立ち上がってきます。

1つ目、顔の縦横比を確認すること。正面写真で顔の縦と横の比率を測ると、自分が縦長系か横長系かがはっきりします。2つ目、輪郭の丸み・直線。あご先、頬のラインが、丸を描いているか、直線を描いているか。これが顔タイプの基本軸です。
3つ目、パーツの曲線量。目・鼻・口の輪郭が、丸いか、シャープか。4つ目、大人度と子ども度。顔の中のパーツ配置が、上に寄っているか下に寄っているか。5つ目、3枚以上で比較すること。1枚だけでは見えないことが、3枚並べると見えてきます。「いつもの自分」がだんだん浮かび上がってくる感覚です。
プロ判定に切り替える、タイミング
セルフチェックを丁寧にやっても、それでも分からないことはあります。そんなときは、無理に自己診断を続けるより、プロに見てもらった方が結果的に早道です。

1つ目、毎回違うタイプが出る場合。条件を整えて3回試しても結果がブレるなら、境界線上のタイプの可能性が高いです。境界線上の方は、本来「強みの軸が2つ」あるので、自分の判定が難しいんですね。
2つ目、撮影や面接が近いとき。ヘアスタイル、メガネ、襟元で迷っているなら、プロに一度見てもらった方が時短になります。3つ目、家族の顔タイプもまとめて知りたいとき。客観の目で一度に見るのは、プロの仕事の得意分野です。
もう一歩、深く似合いを知りたい方へ
記事だけでは伝えきれない、あなたの輪郭・パーツ・髪の組み合わせは、対面で見るとぐっとはっきりします。私のサロンでは、顔タイプ・4シーズン・骨格3タイプを組み合わせて、あなたの似合いを多角的に整えていきます。
「セルフ診断の精度に限界を感じる」「ヘアやメガネで迷っている」——そんなときは、一度ご相談からお越しくださいね。
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