
「イエベ秋って言われたんですけど、髪色はどんな暗めがいいんですか」——美容室の前にサロンに駆け込んでくださる方も多い質問です。SNSで「秋には暗め」とは聞くけれど、具体的にどんな暗めが似合うのか、分からない方が本当に多いんですね。
正直なところ、イエベ秋に似合うのは「ただの黒」ではなく「深い暖色の暗め」です。ダークモカ・オリーブブラウン・ボルドーブラウンといった、温かみのある深い色が、秋の肌に立体感を与えます。今日はその選び方を整理しますね。
私のサロンでも、秋タイプの方が真っ黒の髪を選んで「重く沈む」という相談はよくあります。同じ「暗め」でも、暖色を選ぶか寒色を選ぶかで、顔の印象がまったく変わるんですね。今日は美容師さんに伝えるレベルまで落とし込んでお話しします。
イエベ秋に暗めが似合う、3つの理由
まず「なぜイエベ秋に暗めが似合うのか」、ここを理論で押さえておくと、美容室での選択もブレません。

1つ目は瞳と肌のコントラスト。イエベ秋の方は瞳と肌の対比が中程度で、深い髪色のほうが顔全体の対比が美しく整います。2つ目は深い色が顔を引き締めること。秋タイプの肌は深い色で立体感が増す性質があり、輪郭がはっきり見える効果があります。
3つ目は大人っぽさが引き立つこと。秋の方の素肌のコクと、深い髪色の組み合わせは、洗練された大人の印象を作ります。「明るい色で若々しく」より「深い色で品よく」が、秋タイプの方向性ですね。
イエベ秋に映える、4つの暗め髪色
具体的にどんな色を選べばいいのか。私のサロンでイエベ秋の方におすすめしている、4つの暗めヘアカラーを紹介します。

1つ目はダークモカ。深い焦茶に微かな赤みを含む色で、秋タイプの方の鉄板です。2つ目はオリーブブラウン。緑みのある深いブラウンで、肌の黄みを上手に活かしてくれます。最近の流行色でもありますね。
3つ目はチョコレートブラウン。暖かみのあるはっきりした焦茶で、顔の輪郭をきれいに見せます。4つ目はボルドーブラウン。ワインを混ぜたような深い赤茶で、秋の肌のコクを最大限に引き立てるカラーです。どれも「ただの黒」ではなく「深い暖色」がベース、というところがポイントです。
暗めにするときの、3つの落とし穴
「暗め」と言っても、選び方を間違えると顔が沈んで見えることがあります。現場でよく出会う3つの落とし穴を先にお伝えしますね。

1つ目は「真っ黒は重く沈む」こと。地毛のような真っ黒は、秋タイプの方の顔色を曇らせがちです。少し暖色を入れた「ほぼ黒だけど焦茶」くらいがちょうどよいです。2つ目は青アッシュが浮くこと。寒色系の青みアッシュは、秋タイプの暖かみある肌に合わず、髪だけ浮いて見えてしまいます。
3つ目は無彩色グレーで顔がぼやけること。グレーアッシュは流行色ですが、暖色寄りの秋タイプにはコントラストが弱まりすぎて、輪郭がぼやけて見えがちです。「暖色の深さ」を意識して選んでください。これを外すと、せっかくの「暗め」が逆効果になります。
美容師に伝える、3つのコツ
美容室では、自分の希望を言語で正確に伝えることが大事です。「暗め」だけだと、お互いのイメージがズレることがあるので、3つのコツでお伝えしましょう。

1つ目、暖色ベースで。「赤みかオレンジみを少し入れてください」と伝えると、寒色アッシュには振られません。2つ目、トーン数を具体的に。一般的に6〜7トーン(かなり暗め)が秋タイプには合います。「7トーンで」と数字で伝えると正確です。
3つ目、艶のあるマットに。秋タイプの方は「艶感」がポイントです。パサつくマットでは顔色が沈むので、「艶感を残したい」と伝えてください。この3つを伝えるだけで、仕上がりが格段に変わりますよ。
もう一歩、深く似合いを知りたい方へ
記事だけでは伝えきれない、あなたに似合う「秋の暗め」のニュアンスは、対面で見るとはっきりします。私のサロンでは、4シーズンを主軸に、髪色とコーデを立体的に整えていきます。
「美容室で具体的に何を頼めばいいか分からない」「秋の暗めの幅をもっと知りたい」——そんなときは、一度ご相談からお越しくださいね。
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